♥続・甘々な俺様とふたりきり♥
「は、早いねお風呂出るの」
さっき入ったと思ったのに……。
「そうか?こんなもんだけど」
「そっか」
後ろに隠したテストがバレないように、
必死で隠す。
どうかバレませんように……。
「あ、そういえばさ」
「うん?」
「ちょっと探し物してるんだけど」
「何かなくしたの?」
「まぁそんなとこ」
輝はそう言って、
私の部屋に入ってきた。
「私の部屋に探し物があるの?」
私の部屋に探し物ってなんだろ?
「それが、どうしても数が足りなくてさ」
「数が?」
「テスト、もう1枚どこにやった?」
「え……」
「バレてないとでも思ったかバカ」
頭の良い輝には、
完全にバレていたみたいです……。