♥続・甘々な俺様とふたりきり♥
「いや、別に隠してたとか、
そういうんじゃないんだよ?」
「その後ろに持ってる紙を隠してるからして、隠そうとしてるよな」
「……はい、隠そうとしてました」
もう素直に開き直るしかないよね。
「だって、やってないところでね~」
「いや、授業中やってるだろ」
「うっ……」
初見の問題はあるけれど、
たしかに授業でやった問題もあった。
「まぁ、赤点は免れたし大丈夫!」
「何が大丈夫だよ。テスト見せろ」
「あっ……」
私の手にあったはずの紙を、
意図も簡単に取られてしまった。
「美咲」
「はい……」
「やっぱりお前お仕置きな」
「ご、ごめんなさいっ」
結局、全力で私は謝って、
輝のお仕置きは何とか免れたのだった……。
そしてもうすぐ、夏休みが始まる_______