♥続・甘々な俺様とふたりきり♥
[美咲side]
「あつ~い……」
「たく、こんな暑い中全力疾走しやがって」
「だって怒られるかと思ったから」
輝に何とか捕まらないように走ったけど、
途中で追いかけてきてた輝に捕まったのだ。
「追いかけてきてやったんだから、
冷たいもんおごれ」
なんて言われて、只今カフェにいます……。
私は追いかけてくれなんて言ってないんだけど……
そんなこと言ったって通用しないか。
仕方ないな~。
「〇〇〇円になります」
「は~い「じゃあこれで」
私がお札を出そうとしたら、
横から出てきた手。
「え?」
「〇〇円のお返しで~す」
「どうも」
そうして飲み物を持っていく輝。
「え、輝!私におごれって……」
「冗談にきまってんだろ。
暑くてイライラしたから言ってみた」
「も~う。
それより、逆に私の方が奢ってもらっちゃってる」
「そんなん気にするな。
汗かいてるやつはこれでも飲んどけ」
と、頼んだジュースを額に当てれてる。
「冷たっ」
「ちゃんと水分補給しとけよな」
「うん、ありがとう!」
口では悪く言うけど、
こうやってしてくれるところとか
すごい優しいなと思う。