♥続・甘々な俺様とふたりきり♥



「全然いいですよ。
美咲と一緒に世話しますよ」



「えっいいの!?輝くんありがとう!
あ、ごめん電話だ」


そう言って叔母さんは席を離れた。



「輝、ほんとに良かったの?」



「まぁ困ってたし。2人で面倒みたら平気だろ」



「そうだねっ」


いとこに久々に会えるし、

楽しみだな~。



「あのな美咲、1つ言っておくがある」



「うん、何?」



「俺、子どもがその……」



「なに?」


輝が小さい声で喋るから、

よく聞こえなかった。



「美咲ちゃ~ん」



「どうしたの叔母さん?」



「その、息子がね……
どうしてもお祭りに行きたいっていうのよ」



「お祭りって……」



「たぶん、こっちでやるのかしら?
駄々こねちゃってきかないのよ~」



お祭りって、

私たちが行くお祭りだよね?



「それなら今日行く予定だから、連れてくよ!」



「え、みさ「ありがとう~!!じゃあ午後にくるからっまた後でっ」



「ばいば~い」


そう言って叔母さんは帰っていった。




「高木家の人は、
どうしてこうも急なんだよ」



「そうなんだよね高木家は……」


お母さんも叔母さんも、

用件が急なんだよね。

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