♥続・甘々な俺様とふたりきり♥
「「やめなさい輝!!」」
バシっ
「「いってぇ~!」」
頭を叩かれた。
「何すんだよ美咲っ」
「何すんだよ母ちゃんっ」
うん?
「「……はぁ?」」
俺は美咲の従弟と顔を見合わす。
もしかして……
「俺は高橋輝だ。お前は……?」
「もうっまだ挨拶してなかったの?
あんたって子はっ」
「いたたっ耳引っ張んなっ
……輝。藤井輝、小3」
やっぱり……。
まさかの同じ名前かよっ
「そんでもって、美咲の婚約者は俺だから。
よろしくね。ひ、か、る」
「だから何言って「じゃあ部屋上がるね~!」
「あ、こら輝っ」
美咲の叔母さんをかわして、
すっと部屋に上がっていってしまった。
「うそだろ……」
これは予想外すぎる。
まだ会って数分だよな?
思った以上に厄介な従弟だぜ……。