♥続・甘々な俺様とふたりきり♥
お祭り
[輝side]
夕方6時ごろ。
まだまだ外は明るかった。
「美咲お゛~ぞ~い゛~」
輝は扇風機に向かって言う。
まぁたしかに遅い。
女ってのは大変だな~。
「早く遊びたい~!」
「外にある水鉄砲ででも遊んでろよ」
この間、久々に見つけたとかで美咲が遊んでたやつだけど。
輝は水鉄砲を持って、俺のそばに立つ。
「……えいっ」
「っ!!ちょ、何俺にかけてっ……」
「ははっ輝の顔びっしょり~」
このイタズラ小僧め……。
ここはリビングだっつーの!
「あのな~っ「ごめんごめんっおまたせ!」
輝に少しだけ怒ろうとしたら、美咲が入ってきた。
「……っ///」
俺は言葉が出なかった。
「あれ、何で輝の顔濡れてるの?大丈夫?」
と言って、俺の顔を覗き込む。
「だ、大丈夫」
俺の目の前にいる美咲が、いつもと違う。
何でか浴衣着てるし。
白い生地に、桜柄の浴衣。
髪の毛は、いつもは下ろしてるのに、
浴衣に合わせてアップにしてるし。
可愛すぎじゃね//!?