♥続・甘々な俺様とふたりきり♥
「俺は2人の恋愛劇観に来たんじゃないんだよ。準備できたなら行こう~」
何が恋愛劇だ。
「お前な~……もうちょっと甘い雰囲気にさせろよ!」
「何が甘い雰囲気だよ。子どもに見せつけやがって」
「はぁ~子どもには分からないだろうな。
この気持ちは」
輝のおかげでさっきのドキドキが半減だぜ。
「な、子ども扱いすんなっ」
「お前が子どもって言ったんだろ!?」
「ちょっと2人ともっそこまで!」
「「っ!」」
「ごめんね輝くん、待たせちゃって。
すぐ行こうね。後下駄探してくるから、先に玄関に行ってて!」
と言って、リビングから出ていった。
「美咲は優しいな~。どこかの誰かさんと違って」
「何だよ……悪かったな退屈させて」
「べっつにー。輝のデレたキモい顔見れたからいいとする」
「はぁ!?キモいってなんだよ」
「すぐに分かるよ~」
何がすぐに分かるだよ……。
そんなキモい顔になんてなってねぇっての。