♥続・甘々な俺様とふたりきり♥
[美咲side]
「お腹空いた~ご飯~」
「はしゃぎすぎたからだろ」
お祭りを存分に楽しんだ輝くんは、
少しお疲れモードに。
色々やったもんね。
「輝、焼きそば買ってきて」
「ふざけんな、自分で行け」
「ぶぅ~輝のいじわる」
嫌だ嫌だと駄々をこねる輝くん。
輝は考え込んでしまった。
輝、若干イラついてる……?
「チビ、今ならたこ焼きもつくぞ」
「ほんと!?し、仕方ないからついてくっ」
怒ってるわけじゃなくてよかった。
「美咲、はぐれんなよ」
輝は私の手を引く。
「うんっ」
そういえば今日、手をつなぐの初めてだ。
「……」
「どうしたチビ、俺と手つなぎたいのか?」
「ち、違うに決まってんじゃん!
俺がいる前でいちゃいちゃするからっあ~恥ずかしい//」
輝くんは小走りで焼きそば屋さんのところまで行ってしまった。
「何だよチビ、俺たちと手つなぎたいなら素直に言えばいいのに」
「別に輝と手をつなぎたいわけじゃないと思うけど」
「あ?じゃあ何でだよ」
「……私が思うに「2人とも早く早くー!」
「たく、食いしん坊め。で、美咲何?」
「ううん、やっぱり何でもない。行こう!」
輝くんのあの視線……
ちょっと気になる。
輝くん、もしかして……