♥続・甘々な俺様とふたりきり♥
「輝くん!?」
「っ!!ななっ……」
やきそば屋さんに並んでたら、
女の子が喋りかけてきた。
「輝くん、ここのお祭り行くって言ってたから、会えるかな~って思ってたんだよね」
「そ、そっか」
可愛らしい女の子だな~。
ななちゃんって……あのななちゃん?
「……おい美咲」
輝がこそっと言う。
「なに?」
「チビ何か照れてね?」
「だって輝くんの好きな人だもん」
「はぁー!?」
「ちょっと!輝声大きい」
慌てて輝の口元を手で覆う。
「え、だってチビは美咲のことが好きって「そんなの嘘に決まってるじゃない」
「なんだよ嘘だったのかよ……」
「ちょっと輝、うるさいんだけど」
「そっか~チビは美咲のこと好きじゃなかったのか。よしよし」
「はぁ?」
輝は頭をなでなでしだす。
輝くんは何が思ったのか分からず、
?マークを浮かべる。
「えっと……輝くん誰?」
女の子が問いかける。
「あぁ、俺のいとこの美咲と、
そのおまけ」
「おまけじゃねぇだろ。
どちらかと言えばお前がおまけだろ」
「まあまあ……初めましてななちゃん。
美咲です。それとこっちは輝」
「初めまして」
輝は女の子の視線に合わせて挨拶をする。
「か、かっこいい……//」
「「!?」」
いやいやいや、たしかにかっこいいけど、
小学生まで虜にする輝って何なの……。
「待てななっこいつ彼女いるから!
だからこいつに惚れたところで……」
「分かってるよ~。
ただかっこいいって思っただけだよ」
「「(ほっ……)」」
安心した……。