♥続・甘々な俺様とふたりきり♥
「こんばんはー!」
「……え?誰?」
リビングに入ってきたのは、見ず知らずの男の人だった。
「父ちゃん!?」
え!?
「チ……輝のお父さん!?」
「あぁ輝会いたかったよ~!」
輝に抱きつくチビのお父さん。
「初めまして輝くん。莉緒から話は聞いたよ。面倒を見てくれてありがとね」
「あ、いえ、全然苦じゃなかったですよ。いつも子どもの面倒は見てるんで」
「ちょっと、それって私のこと?」
「でもいきなりどうしたんですか?」
美咲はあえてスルーした。
「いやぁ、いてもたってもいられなくてね。莉緒に手伝ってもらって、仕事を早く切り上げてきたんだ。」
「そうなんですか」
「ちょっいいかげん離せよ!苦しいだろ」
ずっと抱きしめられていたチビは苦しそうに離れた。