♥続・甘々な俺様とふたりきり♥


「こんばんはー!」



「……え?誰?」


リビングに入ってきたのは、見ず知らずの男の人だった。



「父ちゃん!?」


え!?



「チ……輝のお父さん!?」



「あぁ輝会いたかったよ~!」


輝に抱きつくチビのお父さん。


「初めまして輝くん。莉緒から話は聞いたよ。面倒を見てくれてありがとね」



「あ、いえ、全然苦じゃなかったですよ。いつも子どもの面倒は見てるんで」



「ちょっと、それって私のこと?」



「でもいきなりどうしたんですか?」


美咲はあえてスルーした。



「いやぁ、いてもたってもいられなくてね。莉緒に手伝ってもらって、仕事を早く切り上げてきたんだ。」



「そうなんですか」



「ちょっいいかげん離せよ!苦しいだろ」


ずっと抱きしめられていたチビは苦しそうに離れた。




< 245 / 260 >

この作品をシェア

pagetop