♥続・甘々な俺様とふたりきり♥
最終章

夏休み



[美咲side]


輝くんの一件から少し経った頃。


溜まってしまっている宿題を早くやれと輝に言われてやっている最中……。



「輝~もうギブアップ……休憩しようよ」



「何言ってんだよ。まだ30分しか経ってないからな」



「だって~……」



「いいぞここでやめても」



「ほんと!?じゃ「でも、今やらないで、後々泣きついても知らないからな?」



「うぅ……」


輝の意地悪。

私は去年の夏休みの宿題を溜めすぎて、
夏休み最終日が大変だったんだよね……。

仕方ない。
今日は何も予定ないし、頑張ろう。



~♪

あ、ケータイ鳴ってる。


「もしもし優里。どうしたの?」



「美咲ちゃん久しぶり~!あのね、今日の夜空いてたりする?」



これって、もしかして遊びの誘い?


ていうことは、この地獄の宿題から抜けられる!


「うん!空いて「もしもし優里ちゃん?
今日はごめんな。美咲と2人でデート中なんだ」



「え?ちょ、ひか「残念だな~そっか、お祭りね~」


お祭り!?行きたい!


電話を代わろうとしても、
輝に頭を抑えられ、一向に代えてくれない。


なんでよ~!



「ちょっと離れたところなのか。
そういえば、大地元気になったんだな。
まぁ優里ちゃんも大地と楽しんで~じゃあまたね」


そうして切られてしまった電話。



「輝の意地悪……」



「まぁそんな拗ねるなよ。
美咲が勉強頑張ったらご褒美やるから」



「何ご褒美って!?」



「それは美咲の頑張り次第。早く宿題終わらせろ」



「分かった!」


お祭り行けない分、輝にたくさんご褒美もらってやる!



__________________



「おい、まだか?」



「まだだよ!」



「遅くね?」



「悪かったね!」



輝はもうとっくに終わってるのであった……



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