♥続・甘々な俺様とふたりきり♥
「先輩の2番目でも、何番目でもいいので、
彼女にしてください」
「……はぁ?」
何言ってるんだ?
「先輩には彼女がたくさんいましたよね?
それだったら別にいいじゃないですか」
「いや、ほんとに悪いけど、
俺はもうそういう事してない。
それにあれは彼女とかじゃなくて……」
ただ遊んでた……なんて、
最悪な回答しかでてこない。
「私、先輩のこと諦めませんっ」
ちゅっ……
「……え?」
今、何された?
目の前の女にキス、されたのか?
「私、安藤由美っていいます。
これからよろしくお願いしますねっ
美咲先輩、私負けませんから。
それじゃあ失礼しますっ」
美咲に宣戦布告をして、
去って行った安藤。
てか、美咲のいる前でキスされた……。
「……ごめん、美咲」
「……うん」
帰り道、
2人とも一切喋らず帰ったのだった。