♥続・甘々な俺様とふたりきり♥
「それならさ、輝は何で、
『お前ら、
誰の女に手出したか分かってんのか』
なんて言ったの?」
「え?あぁそれは、そう言っておけば、
収まると思って言ったんじゃね?」
「じゃあ、由美って言ったのは?」
「石田が由美って言ってたから、
その場で言ったんだと思う」
「ふ~ん。曖昧だね」
輝は薄々しか覚えてないみたい。
疑問形か、思う。ばっかり。
「輝も輝で覚えてないのも、
今回の原因なんじゃないの~?」
「たった数分の出来事を思い出せっていう方が無理だっての」
まぁそうか……。