♥続・甘々な俺様とふたりきり♥
「はっきり言っちゃえばよかったのにね、
たっくんも」
「あの女の暴走は止められなかったらしい……」
「あぁそっか……」
由美ちゃん、
勢いがすごいもんね。
もう私慣れたけど。
「あ~これでやっと落ち着く」
伸びをしながら輝は言う。
「今日は、
輝の好きなもの作ってあげる」
輝は私を助けてくれたし。
「まじか!さすが美咲っ」
「じゃあ買いもの付き合ってね~」
「仕方ねぇな」
帰り道、自然と手を繋ぐ私たち。
「輝は私にとってヒーローだよ」
「ヒーローと思われんのはもう、
こりごりだけど、これからもずっと、
美咲だけのヒーローでいてやるよ」
「ふふっ」
ありがとうね、輝。