最期の日~最愛の人に贈る手紙~
「ねぇ、龍志」


「どうした?」


痛くて、重い、体を起こす。


彼は、止めることなく手伝ってくれた。


「こっちに座って?」


自分の横をポンポンとたたいた。


少し困った笑顔を見せて、こちらに来てくれた。



そして、彼を抱きしめた。






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