最期の日~最愛の人に贈る手紙~
引かれ合うように、優しいキスをした。


「愛してる、ありがとう」


彼の手を握りしめ、言葉にした。


それからすぐに、私はとても強い睡魔に襲われた。


笑っているけど涙を流す彼の顔を、最後に私は深い深い眠りについた。



「俺も愛してるよ、ありがとう」





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