新撰組は、私を変えた
(バシャッ)



時「ん‥‥」

私は、冷たい水をぶっかけられて起きた



時「ここは?」


私がいる部屋は、薄暗く、血の匂いが漂っていた



土「ここはな、"拷問部屋"だ」


目の前には、体を痛めつけるような道具を持っていた



時「やっと死ねるんだ‥‥(ボソッ)」



土「もう一度、聴くぞ。お前は、何者だ?」



時「‥‥」



土「これが、なんだかわかるか?」


時)わかるわけないよ。‥‥ただ、痛め付ける道具なのは、わかる



土「‥‥その様子だと、わかってるんだな」


(ブスッ



時「うっ‥‥」


私の体から赤い血が流れた‥‥


時)やっと死ねるんだ‥‥でも、この恐怖は、何?死ねるのに怖い‥‥



時「嫌だァァァァァァァァァァッ!!」



土「そんだけ叫べるな、さっさと言え」



時「お母さん!ごめんなさい!私がいるから、お母さんが楽じゃないんだ!ごめんなさい!ごめんなさい!ごめんなさい!ごめんなさい!ごめんなさい!ごめんなさい!ごめんなさい!ごめんなさい!ごめんなさい!ごめんなさい!ごめんなさい!ごめんなさい!ごめんなさい!ごめんなさい!ごめんなさい!ごめんなさい!‥‥」



土「どうなってるんだ‥‥」



時「あ"ぁぁぁぁぁぁぁぁ!」


桜)時雨ちゃん!


時)桜‥‥


私の意識は、そこで途絶えた


< 11 / 139 >

この作品をシェア

pagetop