新撰組は、私を変えた
沖「時雨ちゃん、試合しましょうよ」


時)What?沖田さんと?なぜに?



沖「黙ってるんなら、いいんですね?」



時「別にいいけど」



沖「土方さん。審判お願いします」



土「‥‥チッ。いいぜ」



沖「さぁ。始めましょう!」



時「‥‥わかりました。」


沖田さんと時雨は、静かに構えた‥‥


道場に居た人まで静かになった‥‥



土「それでは‥‥はじめ!」


土方さんの合図で、二人とも木刀に力を入れた



沖「来ないなら、こっちから行きます!」


ガコッ!


時)お、重てぇぇぇ‥‥さすが幹部でも‥‥本気じゃないね


沖)さすが時雨ちゃん。‥‥でも、本気じゃないですね〜。まぁ、僕もですが


ガコッ


シュッ


ドンッ


沖田さんがひと振りをし。それを、時雨が受け止める


時雨がひと振りをし。沖田さんが受け止める


そんな繰り返しが続いていた


土)おぃおぃ!総司が本気になるんじゃねぇか


原)あんな試合初めて見るぜ‥‥


永)そ、総司と対等‥‥


藤)え!強すぎでしょ!時雨、女だよね?


幹部達は、皆沖田さんと時雨が繰り広げる試合に息を呑んでいた‥‥



沖「そろそろ、本気できて下さいよ」



時「それは、こっちの台詞です」


幹)はぁぁぁぁ!二人とも今まで本気じゃねかったのかよ!



沖「仕方ないですね‥‥」


ブワッ‥‥


時)顔つき変わった‥‥そろそろ、あれが来るかな?



沖「これで‥‥終わりです!!!!」


沖田さんは、妙な構えをした


時)あ‥‥きた



沖「はぁぁぁぁ!」


シュッシュッシュッ


時)これが、三段突きか‥‥空中でかわすか


沖田さんが三段突きをする時に、時雨は、空中で一回てんして、沖田さんの後ろに立った



時「‥‥tyekkumeito (チェックメイト) 」


シュッシュッシュッシュッシュッ



沖「ぐはっ!」


ドンッ!


沖田さんは、壁まで吹き飛ばされました



時「‥‥あの‥‥」



土「あ、あぁ。‥‥勝者‥‥常磐時雨!」


周りの人は、ほうけていた。


だって、負けないはずの沖田さんが、未来からきた、少女に負けたのだから‥‥

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