新撰組は、私を変えた
時雨は、疲れきっていた‥‥

だって、ただひたすら走っていただけだから。


時)ここは、どこ?


真っ暗闇の森の中に時雨はいた


周りは、夜風に吹かれて揺れる木だけ‥‥
まるで、時雨に話しかけるように


時)‥‥桜の花びら?


ひらひらと、時雨の目の前に桜の花びらが散っていた‥‥


(スタスタ‥‥)


時雨は、花びらを散らしている桜の木を目指して歩き出した‥‥















数分後〜


時)綺麗‥‥


目の前には、大きな桜の木があらわれた




まるで、幼い頃にもあったように‥‥


時)この桜‥‥知ってる‥‥


辺りを見渡すと神社があった‥‥


その神社の名は‥‥







常磐神社‥‥


一瞬目を見張った。でも、紛れもなく常磐神社と書いてある


時)この桜は、お気に入りの桜?‥‥そんなわけないか。私の桜は、東京つまり、ここで言う江戸だ‥‥こんなところにあるのがおかしい‥‥


時雨は、いろいろ考えてみたが、答えが出なかった‥‥


時)考えるのは、やめよう‥‥


(トンッ


時雨は、桜の木に登り京の都を見ながら眠りについた
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