続・芸能人と恋に落ちました。
「ただいま」
「…」
返事なし…と
寝てるのかな?
寝室へ行くとすやすやと寝息をたて寝ている蒼がいた
いつも撮影ばっかりで疲れてるから今日は休んでもらわなくちゃ!
蒼を起こさないように寝室を出た
「よし,リンゴ剥いて…少しはやいけどお粥でも作ろうかな」
作業する事数十分
「できた」
リンゴも剥き終わりお粥も作ったし…
これはここに置いといて…あ,タオル変えないとな
洗面器に水を溜め寝室に行く
まだ寝てる…
そっとタオルを手にとり絞っておでこに持っていく
「…ん」
冷たかったのか蒼が目を覚ました
「どう? 少しは楽になった? 」
「何も変わんねー」
「そう…リンゴ剥いたんだけど食べて」
「さんきゅ」
食べれるみたいでよかった
「さっき薬局行って薬買ってきたの,飲んで」
「いらない」
「そんな事言わないで。今日も撮影だったのに風邪引いて休んだんだから早く治して遅れを取り戻さないとでしょ? 」
さっきまでは拒否していたのに今度は自分から飲んでくれた
「まずっ」
「文句言わない。それとさっきお母さんに蒼が風邪引いたって言ったら恋蘭と洸の事預かってくれる事になった」
「迷惑かけちゃったな…」
「全然! 恋蘭と洸がいるってだけでお母さんは嬉しくて仕方ないんだから。迷惑なんかじゃないよ」