続・芸能人と恋に落ちました。


「そうか」

「今日はゆっくり寝て。お粥も作ってあるから…食べる? 」

「食べる」

「ふふっ…わかった」


即答に思わず笑ってしまった

けど食欲はあって何より


「持ってきたよ」

「…」


ん? …食べないのかな?

さっきまでは食べたそうにしてたのに…いや今も食べたそうにしてるけど…どうしちゃったんだ?


「…食べないの? 」

「…」


蒼は何も言わず私の顔を見てくるだけ


「食べたくなくなっちゃった?」

「食べたい」

「じゃ食べなよ」

「…食べさせて」


あまりにも突然の事に一瞬頭が真っ白になった

結婚して4年になるというのにこういうのは慣れない

そうとはいっても私には恋愛経験が全くないから仕方ないのは仕方ないのかもしれない


「…ひ,ひとりで食べれるでしょ! 」

「はやく」

「熱で頭がおかしくなっちゃったの? 」

「熱の時は素直になるもんなんだよ。いつもは俺のキャラじゃないって思ってたし子供たちもいたからな。けど俺だって甘えたい時くらいはあるよ?」


心臓がドキドキと大きな音を立て顔が熱くなってきた

胸のうるささと顔が赤いのに気づいて欲しくなくて強がった


「わかったから! …口開けて! 」


蒼は嬉しそうな顔をして食べてくれた

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