続・芸能人と恋に落ちました。
「なんで? あっちょっと! 」
半ば強引に後ろを向かされ抱きしめられた
「蒼…熱いよ」
「それは俺にドキドキして?それとも風呂に入ってるから?」
なんか今は素直になれる
多分蒼が本音でぶつかってきてくれているからだと思う
「どっちも…かな? 」
素直になれるといってもやっぱり少しは恥ずかしい
いつもならお風呂に入ってるからとか可愛げがなく意地はってるけど…
「今日は素直じゃん?」
「私もたまには素直になるよ? 」
「たまにはか…たまにはじゃなくて俺は毎日がいいんだけど?」
「…恥ずかしいもん」
毎日なんて言ったら…
いつも強がって照れ隠ししているけど毎日素直でいてほしいなんてそんなの私が壊れてしまう
蒼の顔すら見れなくなるかもしれない
「なぁ俺たちずっと笑い合っていけるよな?」
「それは蒼次第かな? 蒼が不倫しなければ笑い合っていける」
「俺はそんな事しねーよ。未來しか見えないしな」
「バ,バカ! 恥ずかしいじゃんっ! 」
「本当だ。ちゃんと受け入れろ」
「まぁ受け入れてるけどさ…」
その後数分の沈黙
けどそれは気まずいからじゃない
言葉を交わさなくてもよかったから
寧ろその間が心地よかった
「未來」
「ん? 」
「愛してる」