続・芸能人と恋に落ちました。
「布団! 布団かける! 」
「あ?もういいだろ。何回見てると思ってんだよ」
「…恥ずかしいこと言わないでよ! それにさっきは蒼が勝手にここに連れてきたんでしょ! 」
「でも未來も結構乗り気だった」
「それは…っ! 」
蒼の言う通り今回は私もどうかしてた
自分から蒼を求めたなんて…
「あーあ、お風呂入ってたときの素直な未來はどこいったんだか」
「…私だってしたくないわけじゃないもん」
「今は素直だな」
「寧ろ…ずっと側にいたい。触れ合っていたいって思ってます」
ちょっとぎこちなくなっちゃったけどいつも思ってた事を伝えた
「っ!お前そんな顔見せんな!」
そんな顔見せんな? …はぁ⁉︎
「そんな顔見せんなって何⁉︎ もういい! 蒼なんて大っ嫌いなんだから! 」
ついさっきまで幸せだったのに‼︎ 酷い!
「違げーよ!そういう意味じゃなくて!」
「…どういう意味よ」
「俺は真っ赤な頬と潤んだ目の上目遣いと…そんな顔されたら誘われてるって思っちまうから!さっき言った言葉だって誘ってるとしか思えなかったんだよ!」
蒼がこんなに早口で喋るところ見たことない
それに顔赤いし…なんだ。私の早とちりか…
「そんなつもりで言ったんじゃなくて…」
「わかってるよ」
蒼はベットで横になってる私を後ろから抱きしめてきた
「でも蒼のこと大好きだからね」
小さい声で呟く
蒼に聞こえてるかわからない
でも蒼は耳がいいから多分聞こえてるね
すると何やら太ももの辺りに何かが当たる
その何かというのはすぐに察しがついた
「蒼…当たってる」
「わりぃ、もう一回」
「は⁉︎ 無理! 無理無理! 」
「いいから」
「体が持たない…」
そんなことを言いながらも蒼に流されてしまった