続・芸能人と恋に落ちました。
もう面倒くさくなってきた
「旦那もいるんで! 」
「え?もしかしてあの人?」
「そうですっ! 」
わかってるなら普通引くでしょ!
旦那さんがいる前でよくもまぁ堂々と…
「旦那さんこっちのことなんて全然気にしてないじゃん。もしかしてお姉さん大事にされてないんじゃない?」
「俺たちが癒してあげるよ?」
さすがの私も我慢の限界…
「旦那、最低だね」
その一言でどこからかプチっと音がした
「あー! もういい加減にしてよ! あんた達何? しつこいんだけど! 」
「おい、未來何して…」
蒼の言葉なんて怒ってる私には聞こえなかった
「大体あんた達に何がわかるの⁉︎ 旦那まで罵ってそんな事してるから彼女できないんだよ! 」
「は!?バカにすんなよ!」
「これってナンパって言うんでしょ? ナンパって彼女欲しい人がやる事なんだよ? 」
「女くらいいるわ、ナメんな」
彼女いるのに何で他の人に声かけるの?
彼女が可哀想なのに
「彼女の気持ちも考えてあげなさいよ! 」
「あんただって俺らが褒めたらまんざらでも無さそうだったじゃんかよ」
やられっぱなしじゃ気が済まない!
2人が逃げる前にすごい速さで蒼を連れてきた
「まんざらでもないだって? 私は隣にいる旦那さんで大大大満足なの! 」
2人のうちの1人が蒼に気付いたみたいでもう1人に耳打ちしている
は?って言いながらも蒼をみて橋本蒼樹だと確信したみたい
「私にはこんなにカッコいい旦那さんがいるの。他の人になんかなびかないよ! 私にはこの人だけなんで! じゃさよならっ! 」
「…す、すいませんでした」
「おい、いいのかよ」
「いいのっ! 腹立った! 蒼,恋蘭お願い。洸はママと帰ろうねー」