続・芸能人と恋に落ちました。


「洸くんますます蒼樹さんに似てきたんじゃない? 」

「…そうかな? でも蒼に似てるよね」

「いい男になりそうだわ」

「やめてよ〜」


久しぶりに聖奈とこんなに喋ったな…

なんだか高校時代に戻れたみたいで嬉しいな


「私の家でいい? 他だと話ずらくて…」

「いいよ」


聖奈の家は,私の家と実家をちょっといった先にある


まぁ近いんだけどね…


聖奈の家に向かって歩き出す

大体15分くらいかな?


「瑞貴は? 仕事? 」

「…うん」


瑞貴の話を持ち出したら途端に元気が無くなった。瑞貴と何かあったのかな?

明らかに表情は落ちてるし…相談というのは瑞貴のことだろう

あいつ,聖奈に何したんだ?


「蒼樹さんは? 」

「仕事だよ! 今日から忙しくなるらしくて当分会えないかも」

「凄いねー未來は」

「何が? 」

「私絶対無理だと思う。当分会えないなんて」

「そうなの? 」

「会っていない間に私に対する気持ちがなくなってたらって思うとなんだか怖くて」


私も未だに寂しいと思うけど蒼も頑張ってるんだからって同じ気持ちだって思えば大丈夫


「信じてるから…蒼のこと」

「そっか」


無言で歩いていると


「あらっ! 何してるの2人とも」


洗濯物を干してたお母さんに話しかけられた


「これから聖奈の家に行こうと思って」

「あっ洸くん! おしゃべり? 」

「はい,そうなんです」

「…私が洸くん預かりましょうか? 2人とも久しぶりだし楽しみたいでしょう? 」


私達のこと考えて言ってくれてるけどどうしようかな?

洸と離れるのも…でもお母さんだからいいかな?


「…じゃお願いしようかな」

「任せなさいっ」


お母さん顔がキラキラしてる…


「お母さんはこれからどうするの? 」

「スーパー行ったりかしら」

「ふーん…じゃそろそろ行こうかな。洸よろしくね」

「聖奈ちゃんも奈未ちゃん連れてきてよっ」

「はいっ」

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