続・芸能人と恋に落ちました。
「あれ? 2人は? 」
「寝かした」
「そっか」
テレビを観るため蒼が座っているソファに座る
今日は蒼にくっついて座った
「…どうしたんだよ。様子おかしかったぞ」
「バレた? 」
「いつも見てんだ。気付かないわけないだろ」
ダメだ…なんか泣きそう
涙を見せたくなくて俯く
私が何も喋らないのを不安に思ったのか覗いてきた
「なんで泣きそうな顔してんだよ」
もうこれ以上顔を見られたくなくて蒼の胸に顔を埋めた
「…うぅ…グスっ」
「どうしたんだよ」
優しく背中をさすってくれる蒼
それが余計私を泣き虫にさせた
「…グスっ…グス」
「未來ちょっと手、上げて」
泣きながら蒼の言われた通りに手を上げる
反抗する力もない