続・芸能人と恋に落ちました。
座っていた状態から抱き上げられ蒼の足の上にいる
普通だったら恥ずかしいとか思うけど今は嬉しくてしょうがない
「おいで」
「…うぅっ! 」
手を広げて私を真正面から抱きしめてくれた
しばらく泣いていた私の背中ををずっとさすってくれていた
「…ごめんね」
「どうした?」
「蒼が他の人と話してるの見てられなくて,なんか嫌で…何でだろうって考えたけどわかったのは私の心が狭いって事だけ。
これじゃ束縛してるみたいで…でも蒼が他の人と話すのはもっと嫌で…わからないの」
泣きながら話した言葉をちゃんと聞き取れたかわからないけど黙って聞いてくれてた
「別にいいんじゃない?俺が嫌だと思わなければ」
「…嫌でしょ? 」
絶対嫌っていうに決まってる…だって前テレビで束縛は嫌だって言ってたもん。
「全然、むしろ嬉しいくらい。未來も俺と同じ気持ちで嬉しい」
「嫌じゃないの? 」
「未來なら嬉しいよ」
その言葉にまた涙が溢れてくる
「また泣く」
涙を拭ってくれる蒼
その顔は嫌だって思ってる顔じゃなくて優しく微笑んでいた