続・芸能人と恋に落ちました。
ーーー数時間後
「パパおかえりなさいっ! 」
「おかえり,お疲れ様」
「ただいま」
夕飯前に蒼は仕事から帰宅
恋蘭はそそくさとリビングに戻っていった
な,なんか蒼をみると…ニヤニヤが抑えられない
ニヤついているのがバレないように必死に口元を押さえる
「何やってんだよ」
「別に? なんでもないよ〜」
「…顔ニヤついてるけど?」
必死に抑えていたニヤつきを指摘されたので隠すのをやめた
「だって〜ニヤニヤしないっていうのはできないっていうか…」
「何が言いたいんだよ」
「…お仕事,本当に頑張ったんだなー…って」
「お、お前まさか…!」
笑顔でコクコクと頷く
「観ちゃったっ! 」
「まじかよ!!うわっ…すげー恥ずかしい」
「恥ずかしがる事ないじゃんっ! 嬉しかった,ありがとうね」
そういうと耳を掻いて下を向いた
照れてる証拠だ
多分今顔を覗き込めば真っ赤になってると思う
それよりも今の私には確かめたいことがある
「だけど蒼が私に一目惚れしてたのは知らなかったなー」
「はぁ!?そんな訳ないだろ!!」
「えー…そうなんだ。でも蒼照れてたよね? 」
「そんなのあるわけないだろ」
「でも見逃さなかったけどなー耳掻いてたでしょ? 」
「知らねーよ、そんなことより腹減った」
「もうっ! 」
上手く逃げたな。
だけど私は認めさせたいから絶対逃がさないんだからっ!