続・芸能人と恋に落ちました。
「莉羽!!」
蒼が玄関を開けた時,賢くんはものすごい形相で飛んできた
「はーはー…よかった。何もなくて」
私たち家族がいる事を全く気にしないで莉羽ちゃんを抱きしめた
それも結構強く。
「…痛いよ」
「お前がどっか行くからだろ」
痛いと言いながら莉羽ちゃんは嬉しそうな顔をしていた
「よかったね,莉羽ちゃん」
莉羽ちゃんは賢くんの背中に腕を回してニコッと微笑んだ
「蒼樹と未來ちゃん、本当にありがとう!!」
深々と私たちに頭を下げてる賢くんは莉羽ちゃんの事大好きなんだなって思えたよ
「やめろよ、そんな大した事してねぇって」
「そうですよ,頭上げてくださいっ」
この2人には幸せになってほしい
結婚までいってもおかしくないかもしれない
賢くんは頭を上げて莉羽ちゃんにも謝っていた
「莉羽ちゃんのこと幸せにしてあげてくださいね」
「そうよ! あたしももういい歳だし」
そろそろ結婚したいものよね〜って横目で賢くんの顔を見ている莉羽ちゃん
賢くんは特に動揺するわけでもなくて真剣な表情で悩んでいた