続・芸能人と恋に落ちました。


~未來side~


チュンと鳥のさえずりを聞いて目を覚ましたかった。

目を覚まさせたのは携帯のアラーム。

まだ完全に開かない目を擦りながら,上半身に布団とは違う暖かさを感じて,それが何かを突き止めるために手を動かす。

手に当たったものは温かくてなんだか逞しい。

触れたものが蒼って事に気付くのに遅くはなかった。

…確か昨日ソファに座って…そこから記憶がない。

蒼が運んでくれたのかな?


「…蒼起きて。お仕事あるんでしょ? 」

「…おはよう」

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