続・芸能人と恋に落ちました。
鳥のさえずりで目を覚ました
眠たい目をこすればモヤモヤしていた視界がはっきりと広がる
時刻は10時
…蒼のお見送りしてない。
でもしたとしても結局何も話せなかっただろう。
恋蘭と洸はまだ眠っていてホッと胸を撫で下ろした。
運動会で疲れが溜まっているんだろう。
今日はゆっくり寝てもらおうと2人を起こさずに寝室を出た。
身支度をしてリビングに入って家事に取りかかる。
キッチンに行くとパンが減ってないことに気がついた。
「もしかして」
流しをみてもコップ1つすら見つからないし水で濡れた様子もない。
「朝何も食べていかなかったんだ…」
アクションの撮影でいつもより疲れた顔をして帰ってくる旦那さんの朝食を準備しない奥さんなんて失格だよね…
自分が顔を合わせづらいからって理由だけで家族のために必死になって働いてくれてるのに。
「ごめんね…」