続・芸能人と恋に落ちました。
戻ってきた恋蘭の手にはチョコレート?
早くも手紙を読み終わった蒼は少し涙ぐんでいた。
「ありがとうな」
恋蘭は頷いて蒼の頭に手を置いた。
「パパはお利口さんなんだね。いい子いい子」
さっきの手紙と恋蘭の行動に蒼は感動して泣いてしまった。
「うっ…」
「泣いてる子には優しくしろって先生言ってた! 洸もパパの事いい子いい子してあげて? 」
洸の手を誘導して蒼の頭に乗っける恋蘭。
こんな事覚えてきてたんだ…。
我が子の優しい行動に私も涙ぐんできた。
「パパ,これっ! 」
下を向いて泣いていた蒼は顔を上げる。
これっと言って恋蘭は差し出したのはチョコレートだった。
「パパお利口さんだから! 」
しかもそのチョコレートは蒼が大好きなものだった。
「…ありがとうな」
「ううん,これはママが買ってくれたからママと恋蘭と洸からのプレゼントだよ! 」