続・芸能人と恋に落ちました。
「え? 今から行くの? 」
「そうに決まってるじゃん! 」
「無理だよっ! お金持ってないし! 」
「いいから行くよっ! 」
「嘘でしょ…」
お金を持ってないと言っているのにもかかわらず聖奈に連れて行かれ洋服屋へ
「これは? …うーん…こっちかな! 」
「どれだけ選ぶのよ」
「いいからいいからっ」
聖奈の手には4着ものワンピース…全て私に…
私はというと自分で選ばせてもらえず洸が寝ているベビーカーを押しながら聖奈について回っている
「もういいって,この中から決めるよ」
「そう? 聖奈的にはもうちょっと選びたかったんだけど…」
「洸の事みててもらっていい? 試着してくるから」
「わかったー洸くん! おいで? 」
聖奈にベビーカーを任せると洸は少し泣きそうな顔をしている。
少し待っててね? と微笑んで試着室へ…
「はぁ…よかった。入った」
子供を産んでから少し太ってしまって入るかどうか心配だったけどちゃんと着れて一安心
「どう? 」
「違う,次」
「…はい」
そんな事を繰り返し最後の4着目
これでまた違うって言われたらどうしよう…
そんな不安を持ちながらも聖奈の前へ