続・芸能人と恋に落ちました。


「橋本蒼樹さん入られまーす!」

「「「おはようございます」」」

「おはようございます」


解決策が出ないまま撮影を迎えた


「おはよー」

「…おう」


俺の前に現れたのは木下莉羽


「どうかしたの? なんか元気なさそうだけど…あっ! もしかして未來とケンカでもした? 」

「……」


なんでわかんだよ…


「ふーん…図星か…たまにはケンカも悪くないんじゃない? 全くケンカしなくてお互いのことなーんにもわからない夫婦よりはマシでしょ? 」

「……はぁ」


今日でもう何回ため息が出ただろう。

それほど悩んでいるというのにどうすればいいか全くわからない


「いい? 女の子は言葉で伝えないとわからないからね? 会えなくても心は繋がってるとかそんなのすぐになくなるんだから…ちゃんと言葉で伝えることが大事」

「…ありがとうな」


「橋本蒼樹さん、木下莉羽さんお願いします!」

「はーい」


木下とは高校時代色々あったけど今はよき相談相手だ。

未來の事も知ってるし気兼ねなく話せるからすごく助かってる。

家に帰ったらちゃんと未來と向き合わないとな。

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