続・芸能人と恋に落ちました。
う,嘘でしょ…
私の目の前には洋服に着替え洸と手を繋いでる恋蘭
恋蘭ったら楽しみなことには抜かりないんだから
「洸ならもう起こしたし恋蘭もお洋服に着替えたよ〜」
「…ありがとう。でもママまだ着替えてないんだよね」
「ママ早く着替えてきて! 」
なんか立場逆転してない?
いつもなら私が恋蘭に早くしなさいって言ってるのに…
「はい…待っててね? 」
「は・や・く! 」
「…わかった」
なんか前の私を見ているみたい…恋蘭も私の血を継いでるからねー
性格が私に似ちゃったら捻くれ者になっちゃうわ…
「はーいお待たせ‼︎ 」
「もう遅いよ‼︎ 」
「仕方ないでしょ? メイクだってしなくちゃならなかったんだから! 」
「先行っちゃうよ? 」
もうドアノブに手を掛けている恋蘭
「ちょっ,ちょっと‼︎ ダメ! お外は危ないんだからね⁉︎ 」
「行ってきまーす! 」
「恋蘭〜⁉︎ 待ってっ! 」