続・芸能人と恋に落ちました。

「そんな辛い思いしてたんだね…ごめんね気付くことできなくて」

「言ってなかったんだ。当たり前だろ」


ははっと健太は笑ってるけどその笑顔は必死に貼り付けた笑顔だった


「それでどうするの? 好きな人の事」

「どうするって?」

「想いを伝えないのかなって」

「伝えたら困るだろ、それにそいつはもう家族を持ったんだ。俺がその幸せな家庭を壊すわけにはいかない」

「…想いだけでも伝えてみたら? 次の恋愛に進むためにも。その人にはあなたの家庭を壊すつもりはないって言っておけばいいんじゃないかな? 」


これはあくまでも私の考えだけど,多分私だったらそうすると思う。

想いを伝えて次の恋愛に進む

そうしなければいつまでも引きずってしまうと思うから…

そんな引きずる恋愛なんてしたくない。


「そうだよな…ずっと引きずる事になる。だったらいっその事言っちまってもいいか…」

「そうだよ! 」

「…俺「未來!!」


いつも聞いている声に驚いて振り向くとそこにいたのは蒼だった

なんで…捜してたの?


「蒼…」

「未來、この人って…橋本蒼樹?」

「うん…」


蒼を見ると肩で息をしているのがわかる。

走ってきたのかな?

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