続・芸能人と恋に落ちました。


隣にいる男には笑いかけていたのに俺には笑った顔も見せてくれないんだな

そう思うと、悲しくなった

そしてそのイライラをぶつけてしまうんだ


「お前、何してんだよ」


違う…こんな事を言いたいわけじゃない。

もっと優しい言葉をかけてやりたいんだ。

けど、幼い俺にはそんな事出来ない


「買い物行ってたの。そこで健太と会って…」


健太っていうのか。

こいつは未來の事、好きなんだよな。


「はじめまして、佐藤健太といいます」


佐藤健太…か


「…はじめまして」


自分でも大人気ないと思う。

でも止められないんだ。


その後の未來の話によるとこの佐藤健太という男と小中高と同じで一番の男友達

未來はそう言ってるがあっちは未來の事友達だとは思っていないだろう。


「…帰るぞ」


もうこれ以上こいつの話は聞きたくない

そう思ったら体が動いた

こんな事をしたら未來に嫌われるのに。


未來の手をとり歩き出そうとしたが肝心の買ったものがない。

どこにある?と未來に聞くと健太が持ってくれてると

俺はすぐに健太から袋を奪い未來の手を引き帰っていった

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