【続】先輩×後輩 ~2人のプリンセス~
「何だよ。俺は…」


「俊がしてくれてることはすっごく嬉しいよ。でも、時と場を考えるのが大人の礼儀でしょ!」



こんな偉そうなことを言ったのはあたしなのに。


1番考えなきゃいけないのは、あたしなんだよね。



「わかったよ」


「もう来るなよ」


「巧くん、ごめんね」


「お前が誤ることじゃないだろ」


「さくら、行くぞ」



あたしは機嫌が悪い俊について行った。


ついた先は、近くの小さな公園だった。



「ごめんね、俊」


「わかってるよ。俺だって…」


「でも、あたしだって恥ずかしいよ…」



あんな大人数の前であんなこと…



「俺もごめんな」


「俊って嫉妬深いんだね」


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