【続】先輩×後輩 ~2人のプリンセス~
「これは嫉妬じゃなくて、男なら誰だって思うことなの」



ね、俊。


あたしだって嬉しかったよ。


‘俺のさくら’って。


あたしはもう、俊のものなんだね。


誰のものでもない。


俊だけのもの。



「へぇ…?」


「最高のクリスマスだな。ははっ」


「全然ロマンチックじゃないけどね…」


「お前も乙女だよな、ロマンチックとかさ」


「女の子なら当然だよ」



しばらくあたしと俊はその公園で話して、家に帰った。


マンションまで、ずっと手をつないで。


それには、ずっと離れないよって意味がこめられてたんだと思う。



「いたっ…」


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