【続】先輩×後輩 ~2人のプリンセス~
【俊side】


やべぇ…俺、どうしたらいいんだ?


目の前ではさくらが苦しんでいる。


でも俺は変わってやれない。


ただぼうっと立ち尽くすだけの俺に、1人の看護しが手を指差した。



「奥さんの手を握っていてあげてください」


「しゅっ…」


「さくらっ…頑張れ!」



さくら…お前とは、いろいろあった。


俺のほうが後輩で、どうしてもガキ扱いされたくなくて。


大人ぶってみたりしてさ。


今でも、かなりしてるよ。


でも、さくらは俺に好きって言ってくれた。


赤ん坊までつくってくれた。


マジ感謝してるよ。



「んんんん~!!!!!!!!!!!!」


「頑張って!頭見えてきたよ!」

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