【続】先輩×後輩 ~2人のプリンセス~
さくらがやりたくてやってるわけだし。


俺が口出しするような話じゃねぇんだよな。


でも、やっぱり江森って奴の存在が気になる。


あいつ、まださくらのこと好きなのかな?



「そうですか」



だったらやだな。


早く諦めてくれないかな。


さくらが可愛すぎるのがいけないんだよな。



「じゃぁ、私は帰るわね」


「あっ…いつもすみません」


「いいのよ。さくらが本当はやることなんだから。俊くんは気にしないでね」



さくらのお母さんはいつも優しい。


それが俺にとってもプラスになるんだ。



「じゃぁね」


「はい。ありがとうございました」



さくらのお母さんが帰って5分くらいして。


ようやくさくらが帰ってきた。

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