猫の出会う日~黒猫が白猫になる日~


白猫side


ここは?


どこ?


『白猫…』


誰か呼んでる?


君は誰?


ここはどこ?


何故か、暗闇に一つだけ


輝いている光に


僕は走った


走っても走っても


縮まって行かない距離


なんで?


どうしてなんだよ


どうしたら


?「昔のあなたならできたんじゃない?」


?「お前はいつから立ち止まるようになったんだ?」


この声…


白「母さん、父さん。」


母「猫哉今のあなたは走っただけ。ただのかけっこよ?本気にあの光に向かって走ってぶつかりなさい?」


父「昔は、よく、いじめてるやつらにぶつかっていったみたいに、ぶつかっていけ。」


母さん、父さん。


白「分かったよ。走る。じゃあな。元気でな」


僕は、本気で光に向かって走った


白猫side終わり


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