猫の出会う日~黒猫が白猫になる日~
浜辺に座って
白猫と肩が当たるぐらい近く座っていた
白「黒猫。黒猫って高校卒業したらどうするの?」
『高校卒業したら?』
特に考えてなかったな
白「僕…どうしようか迷ってる。」
『なにを?』
白「黒猫と初めて会った日、あの日先生に呼ばれてて、アメリカに留学しないかって。でも、最初から少し迷ってたんだ。アメリカに行くことは喜ばしい。だけどね、黒猫と付き合って、もっと黒猫のそばにいたいって感じた。」
白猫…
『白猫…白猫の思うようにやってみて?私は白猫を支えられるように努力する。だから、白猫がもしアメリカに行ったとしたら、白猫が帰ってくるまで、ずっと待ってる』
白「黒猫…」
ぎゅ…
白「黒猫…ありがと」
『うんん。ゆっくり行くか行かないか考えて?』
白「うん!」