Not to memories
変わらないもの
変わらないものなど
この世には存在しない。

人も物も建物も街並みも。。
すべては変わる。

自分が通っていた小学校、中学校の
校舎も校庭も、通学路も…
私が通っていた時とはまるで違うようだ。
懐かしさの一つも感じない。




そして
今、母校である北川高校に来ている。
もうあれから2年。
もうここに来ることなんてないと思ってた。
まさかまたここに足を踏み入れるなんて…


普通であればワクワクと胸を踊らせるものではないだろうか。

だが…
そこには私の知るものはなく、
寂しさだけがここには残っているように思える。

ちょうど授業が終わったタイミングだったのか
、学生たちが楽しそうに教室から出てきて笑っている。

その姿を見て、少し悲しくなった。

彼らにはまるで悩み一つもなく、
とても生き生きとして見えるからだろうか。

当時、高校生だった私も
他人から見たら、
彼らと同じように見えていたのだろうか。
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