Not to memories
「てめぇ力強すぎやろー。お前本当に女か?なにもんだてめぇ。
ってかこれ以上言うことあんのかよ」

「ハイハイもうおしまい。
普通に話してよ。何がしたいの?
それとも中村くんが怖いとか?」

「は?」

あたりか。。。

「もしかして一年のときいじめてたのって、アカさんなの?」

。。。
あたりか。
って急に素直になりすぎでしょ。

「そっ。謝ったら?」

「は?」

「中村くん強いよね。いじめられても頑張って前に向かって一生懸命で。
いじめとか関係なく、一生懸命って私自身ないからほんとすごいって思う。

補習授業だって。本当はあんたに会いたくないはずなのに、ちゃんと休まず来てさ。

かっこいいって、アカさんも思ったんじゃないの?」

「はっ?あんなダセェやつ」

「ほらほら意地はらない。
別に私は誰にも言わない。素直になれば少しだけ楽になれるかもよ?

あんた本当は辛いんでしょ?中村くんに見せつけられてるみたいで。いじめて学校来なくなって、自殺でもされたらって不安になって。
でも2年になって現れた。いつでも先生に言ってやるって、言われてるみたいで。」

「。。。てめぇ。。」

「人傷つけるのって、自分傷つけてるのと一緒なのかもね。」

「。。。。」

「補習授業受けた方がいいんじゃない?
私先行くわー。それじゃ」
< 153 / 358 >

この作品をシェア

pagetop