Not to memories

「ほら。ゆな食べ終わったら、
風邪に良さそうなもの買ってきて。
りんごとかポカリスエットとか！」


「はーい！」


カレーを食べ終わり、
一番近いコンビニに行き、
言われたものと、
まさとが好きな甘いケーキと
アイスを買って帰ったが、
まさとはまだ寝ていて、
起きそうにない。。

「ゆな、私見たいドラマ始まるから、
お姉ちゃんの部屋行ってるわね。
何かあったらすぐ呼んで」

「はあーい」

お母さんは、
リビングの他に唯一テレビのある
二階の姉の部屋に行ってしまった。
目覚めた時、お母さんがいたら
まさとびっくりするかもしれない。
もしかしてお母さんなりに配慮したのかな。

まさとのおでこを触ってみると、
さっきより熱は下がっている気がする。

よかった。。

こんな寒い中
マフラーも手袋もせずに
寒い格好しててら風邪ひいちゃうって。。
ん？
まさと、もしかしてずっと外にいたのかな。
わざわざケーキ食べに来るなんておかしいし。

。。。

今日用事あるっていってたし。。。
なんかあったのかな。。

どうしたんだろ。

元気がないように見えたのは、
熱のせいだけ？

うーん。。。