Not to memories
ねむい。

結局、小林さんのチョコレートケーキのあと、
チーズケーキも作ったせいで
ほぼ徹夜。。。

やっぱり持って行くのは無理と思って、
チーズケーキのラッピングをしなかったら、
お母さんが丁寧にラッピングをして、
ちゃんと持ってきなさい!っと
持たされて。。。
結局学校に持ってきてしまった。。

はぁ。持ってるだけで恥ずかしい。

「おはよー飯田さん!」

「おはよ!小林さん!はいこれ!
チョコレートケーキプレゼント!!」

「えっ!!わたしに???」


「うん。日頃のお礼に!」


「ごめん。。びっくりした。。」

「え?泣かないでよ」

「ごめん嬉し泣き。。。まさか飯田さんにもらえるなんて思ってもみなかったから」

「実は初めてバレンタインあげたかも」

「え???うそ!ほんと???うううありがとー」

「うん。これからもよろしくね」

「こちらこそだよ!
あっ私じゃあホワイトデー頑張るから!
ありがと!楽しみぃー早く食べたいなー」

そんなに喜んでくれるなんて。。
私もびっくりした。
けど、徹夜した甲斐があったなー。
よかった。私の気持ちも届いたみたいだし。

まさとはまだ教室にいないか。。
授業始まる前にパパッと、渡しておきたいんだけど。。

あっ来た。。。
げっ。。うわ。女子の群れ。まさとにチョコレートを渡そうと必死な女子たちがまさとに群がっている。これじゃ渡せそうにないな。

改めて思うけど、本当まさとってモテるんだな。あんな女子に無愛想なのに。。
顔だけであんなにモテるってすごいな。私から見たら、まさとは雲の上の存在なのかも。。
それに矢野くんも。。。チョコレートが入っていると思われる紙袋を幾つか持っているのが見える。
あ。。小林さんって矢野くんにあげたのかな??

小林さん。顔真っ赤。。

「小林さん。。矢野くんにあげれたの?」

「えっとあの。。ばれた??」

「顔赤いし。。」

「うん。渡したら笑顔で受け取ってくれた」

「よかったじゃん!!すごいな小林さん」

「飯田さんは渡さないの?その紙袋ってチョコレートだよね??」

「あー。これ。。??うーん。えっとねー。。。。んーやっぱむりだな。。。」

「えっダメだよ!頑張って!佐藤くんだよね?あげる人って」

佐藤くんか。。そか。
いっそのこと佐藤くんにあげちゃおうかな。

「ん?飯田さん??でも佐藤くんさっき見かけたけど、すごい人だかりだったよ。
ほんと人気ものにとったら、大変な1日だよね。。」


「だね。やっぱりやめる!別にそんなに意味のあるものじゃないし。。」

「。。え?でもさ。がんばったほうが!!ほらせっかくだし」

とは言われても。。。

はぁ。。
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