Not to memories
家に着いてからも、
なんとなくもやもやして、
まさとに電話をかけようか悩みながら、
スマホの着信ボタンを眺めては、
テレビを見たり、
気を紛らわして過ごした。
でもやっぱりと思い、
ちゃんとボタンを押そうとしたら、
まさとからの電話が来て、
びっくりして
違うボタンを押して切ってしまった。

あっ

再度電話をかけ、まさとがでた。

「まさと?ごめん。びっくりしてさっきの
切っちゃった。。。」

「わりぃ電話して。」

「なんで?」

「いや。今日のこと。。平気だったかと。
でも2人の問題だから、、、なんとなくさ。」


「あのね、私も電話かけようと思ってたんだ」

「なんで?」

「えっと。。。どうしてるかなって。。」

「は?」

「あっえっと。。。昼休みのこと、まさとが
佐藤くんに伝えたって聞いたから、
心配かけたなって。。。ありがと」

「わりぃ。俺がいけば早かったんだけど、
佐藤、たぶん嫌がるから、
佐藤に伝えたんだけど、間に合わなかったか。。わりぃ」


「ううん。よかった。あーゆーのは、
男の子が入ったらいけないっていか、
女同士の揉め事だし、ねっ。なんかもっとこじれちゃうじゃん?」


「。。。だからってお前一人で抱え込むな。」

「平気だって。
それにあの子達が悪いわけじゃないし。
純粋に佐藤くんが好きなだけだもん。
佐藤くんも罪な男。

あっまさともだけどねー。

モテ男たいへんだー」

「。。。俺は違う」


「はいはい。」

「佐藤は?」

「喧嘩しちゃったよ。。あのとき見てた??
佐藤くんが怒鳴ってるの。初めてみたし、
びっくりしちゃった。。、
本当私さいてー。

でも佐藤くん優しいから仲直りできたよ。

よかったのかよくわからないんだけど。。。」

「なんで?」

「うーん。もやもやしてて。これでいいのかなって」

「もやもや?」

「うん。。わかんないからいっか。。あは」


まさとには思ってることなんでも話せるのにな。。、、
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