Not to memories
放課後、いつも通りに矢野くんと小林さんと
まさとと駅まで一緒に帰っているが、
矢野くんはもじもじしている。。。
駅に着き、逆方向の私だけ、
バイバイと言って別れようとしたら、
まさとがこっちにきて、
小林さんと矢野くんにバイバイしてる。。
「。。。もしかして気を遣ったの??矢野くんに。。。」
「ちげーよ。ゆなに用あるし。今日予定ないよな??」
「ないけど。。?」
ホームに行き、反対側にいる小林さんと矢野くんに手を振った。。。
まだギクシャクしていそう。。矢野くん。。。らしくないなー。いつもストレートなのに。
「ねぇ。矢野くんらしくなくない??」
「あぁ。あいつ追いかける方が得意だからな」
「。。。たしかにそのイメージはあるけど。2人はうまくいきそうなの??」
「。。珍しくあいつ話さねぇから、わかんねぇ。。。けど、悪くねぇんじゃん。ただ、たぶん戸惑ってる。」
戸惑うか。。。
小林さん、、見るからに矢野くんのこと
好きなオーラ出してるもんな。。
気持ちに応えなきゃって焦ってたりするのかな。
電車に乗り込み、
ガラガラの座席に座り、
まさとの用事のことを思い出した。。。
「あっ用事って??」
「あのな。。。今日あれだろ。」
「今日ってホワイトデー?あっそうだ!小林さんからタルトもらっちゃった!!いいでしょー!!」
「ゆな甘いもの苦手じゃ?」
「いいのいいの!気持ちが嬉しいから食べる!!あっごめん。まさとなんだっけ。」
「。。。あげるもんあっから。。」
。。。?
「え?。。。まさか。。いいからそんな。。
そんなつもりじゃ」
「行きたいとこある?」
。。。話。。。そらされた。。
「え?あっ。あったかいとこ」
「さみいしな。。スタ◯でいっか。。」
そして私たちはスタ○へ。。。なにされるんだろう。。うーん。。
なんか。。ドキドしてしまう。。
「ゆなはなにがいい?」
「え?あっ私ソイラテ。まさとはまた鬼盛り??」
「鬼盛りじゃねぇし。フラペチーノ」
ぶっ。かわいい。甘党男子に悪いやつはいなおのではなかろうか。。。
私はソイラテをまさとは寒いというのに、
フラペチーノに生クリームが鬼盛りされた
飲み物を買い、2人掛けのソファにもたれかかる。
。。。
向い席じゃないのか。。。
隣に座られると、なんか恥ずかしい。。
普段から混むスタ◯。。
周りを見渡しても席がここしかない。。
う。。まさとは何にも思わないのだろうか。。
目を輝かせている。。。
フラペチーノに。、。。
「そんなに好き?」
「甘党だから仕方ねえだろ」
隣に座ることを
恥ずかしいと思った自分が恥ずかしい。。
「ねぇ。矢野くんってチョコもらった子にお返しとかしてるの?」
「は?なんで?」
「大変だよなーって。矢野くんもモテるでしょ?佐藤くんもさ、こーんな大きな袋にチョコいっぱい入ってて、あんなにもらってたら返すの大変じゃない?」
「かえさねぇだろ。」
「そういうもんなの?」
「去年佐藤が返したの見たことねぇし、今日も矢野は返してるとこ見てねぇし、普通返さないもんなんだろ。」
「そっか。さすがに返せないしねー」
「まさとは賢いなー。私もモテ男なら貰わない。後が大変だもんね。そもそもモテたくないな。。。羨ましいけど、面倒くさそう」
「俺モテてねぇし。」
「はいはい。そんなこと言わないの。モテ男目指してる子もきっといっぱいいるんだから」
「お前だってモテんだろ。それに。。。佐藤と付き合ってんだろ?」
知ってるくせに。。嫌味言うなんて酷すぎる!!
「は???何言いだすの? あれは佐藤くんが私がリンチに合わないように言ってくれただけで。。佐藤くんにはほら!好きな人がいるしさ!」
「佐藤が好きなやついなかったら好きになってたんだ。」
なんて意地悪なことを言うやつなんだ!!
んなわけないっつーのに!
「ありえない!私は好きになったりしないから」
「ふーん。」
「最近ツイてなかったな。佐藤くんのファンにやられるなんて本当ついてない。はぁあー。
あっ、まさとのファンにも殺されかねない。
もーやだ!!近寄るなーー。」
ペチ。
いた。。
軽くおでこを叩かれた。。
「俺はそんなことさせねぇし。」
。。。。
たまにまさとの言葉は、私の胸にあたってきて、痛くなる。。。
この感じってなんなんだろ。。
返答に困るし。。。
「これ。ホワイトデーのプレゼント」
。。。
箱。。。?
えっ。。。お菓子とかじゃないの。。。
ど。。。
「えっと。。」
「あけろよ」
「えっ貰えないよ!!そんな。。」
「あけてからにしてくんない?」
。。。
箱に入ったマシュマロとかかもしんないし。。
手のひらサイズの箱のリボンをとり、
包紙を丁寧に剥がし、箱を開け中身を見ると、
ブレスレット??
ストーン?赤っぽい。ピンクっぽい色。。
「着けて」
えっ。。まさとがブレスレットを持って
私の腕につけた。。。
「えっ。もらえないって!!こんな高価そうなもの。私あげたのチーズケーキだよ。。単価千円いかないよ。」
「ばか?そういうもんじゃねぇだろ。」
そんなこと言われてもさ。。。
なんで。。、こんなこと。。。
「でも。。。やっぱ」
「気に入らないなら仕方ねぇけど。。」
「そうじゃないよ。。」
「じゃあいい。」
まさとが私の腕からブレスレットを取ろうと。。あっ
「でも。。」
「あーもーめんどくせー。それぐらいチーズケーキ貰って嬉しかったからいいんだよ。そんなん言わせんな」
。。。。
いままで、
男の人にいろんなものをもらってきた。
数十万、数百万。。
高価なものばかり。。。
なんとも思わずに受け取ってきたのに、
まさとからのプレゼントは
このマフラーも、このブレスレットも。。
もらってしまっていいのだろうかと、
躊躇してしまう。。
何が違うのだろう。。
どうして申し訳ないって
思ってしまうんだろう。。。
今までで物をもらった中で一番嬉しいはずなのに、心から喜べないのはなぜ。。。
まさとと駅まで一緒に帰っているが、
矢野くんはもじもじしている。。。
駅に着き、逆方向の私だけ、
バイバイと言って別れようとしたら、
まさとがこっちにきて、
小林さんと矢野くんにバイバイしてる。。
「。。。もしかして気を遣ったの??矢野くんに。。。」
「ちげーよ。ゆなに用あるし。今日予定ないよな??」
「ないけど。。?」
ホームに行き、反対側にいる小林さんと矢野くんに手を振った。。。
まだギクシャクしていそう。。矢野くん。。。らしくないなー。いつもストレートなのに。
「ねぇ。矢野くんらしくなくない??」
「あぁ。あいつ追いかける方が得意だからな」
「。。。たしかにそのイメージはあるけど。2人はうまくいきそうなの??」
「。。珍しくあいつ話さねぇから、わかんねぇ。。。けど、悪くねぇんじゃん。ただ、たぶん戸惑ってる。」
戸惑うか。。。
小林さん、、見るからに矢野くんのこと
好きなオーラ出してるもんな。。
気持ちに応えなきゃって焦ってたりするのかな。
電車に乗り込み、
ガラガラの座席に座り、
まさとの用事のことを思い出した。。。
「あっ用事って??」
「あのな。。。今日あれだろ。」
「今日ってホワイトデー?あっそうだ!小林さんからタルトもらっちゃった!!いいでしょー!!」
「ゆな甘いもの苦手じゃ?」
「いいのいいの!気持ちが嬉しいから食べる!!あっごめん。まさとなんだっけ。」
「。。。あげるもんあっから。。」
。。。?
「え?。。。まさか。。いいからそんな。。
そんなつもりじゃ」
「行きたいとこある?」
。。。話。。。そらされた。。
「え?あっ。あったかいとこ」
「さみいしな。。スタ◯でいっか。。」
そして私たちはスタ○へ。。。なにされるんだろう。。うーん。。
なんか。。ドキドしてしまう。。
「ゆなはなにがいい?」
「え?あっ私ソイラテ。まさとはまた鬼盛り??」
「鬼盛りじゃねぇし。フラペチーノ」
ぶっ。かわいい。甘党男子に悪いやつはいなおのではなかろうか。。。
私はソイラテをまさとは寒いというのに、
フラペチーノに生クリームが鬼盛りされた
飲み物を買い、2人掛けのソファにもたれかかる。
。。。
向い席じゃないのか。。。
隣に座られると、なんか恥ずかしい。。
普段から混むスタ◯。。
周りを見渡しても席がここしかない。。
う。。まさとは何にも思わないのだろうか。。
目を輝かせている。。。
フラペチーノに。、。。
「そんなに好き?」
「甘党だから仕方ねえだろ」
隣に座ることを
恥ずかしいと思った自分が恥ずかしい。。
「ねぇ。矢野くんってチョコもらった子にお返しとかしてるの?」
「は?なんで?」
「大変だよなーって。矢野くんもモテるでしょ?佐藤くんもさ、こーんな大きな袋にチョコいっぱい入ってて、あんなにもらってたら返すの大変じゃない?」
「かえさねぇだろ。」
「そういうもんなの?」
「去年佐藤が返したの見たことねぇし、今日も矢野は返してるとこ見てねぇし、普通返さないもんなんだろ。」
「そっか。さすがに返せないしねー」
「まさとは賢いなー。私もモテ男なら貰わない。後が大変だもんね。そもそもモテたくないな。。。羨ましいけど、面倒くさそう」
「俺モテてねぇし。」
「はいはい。そんなこと言わないの。モテ男目指してる子もきっといっぱいいるんだから」
「お前だってモテんだろ。それに。。。佐藤と付き合ってんだろ?」
知ってるくせに。。嫌味言うなんて酷すぎる!!
「は???何言いだすの? あれは佐藤くんが私がリンチに合わないように言ってくれただけで。。佐藤くんにはほら!好きな人がいるしさ!」
「佐藤が好きなやついなかったら好きになってたんだ。」
なんて意地悪なことを言うやつなんだ!!
んなわけないっつーのに!
「ありえない!私は好きになったりしないから」
「ふーん。」
「最近ツイてなかったな。佐藤くんのファンにやられるなんて本当ついてない。はぁあー。
あっ、まさとのファンにも殺されかねない。
もーやだ!!近寄るなーー。」
ペチ。
いた。。
軽くおでこを叩かれた。。
「俺はそんなことさせねぇし。」
。。。。
たまにまさとの言葉は、私の胸にあたってきて、痛くなる。。。
この感じってなんなんだろ。。
返答に困るし。。。
「これ。ホワイトデーのプレゼント」
。。。
箱。。。?
えっ。。。お菓子とかじゃないの。。。
ど。。。
「えっと。。」
「あけろよ」
「えっ貰えないよ!!そんな。。」
「あけてからにしてくんない?」
。。。
箱に入ったマシュマロとかかもしんないし。。
手のひらサイズの箱のリボンをとり、
包紙を丁寧に剥がし、箱を開け中身を見ると、
ブレスレット??
ストーン?赤っぽい。ピンクっぽい色。。
「着けて」
えっ。。まさとがブレスレットを持って
私の腕につけた。。。
「えっ。もらえないって!!こんな高価そうなもの。私あげたのチーズケーキだよ。。単価千円いかないよ。」
「ばか?そういうもんじゃねぇだろ。」
そんなこと言われてもさ。。。
なんで。。、こんなこと。。。
「でも。。。やっぱ」
「気に入らないなら仕方ねぇけど。。」
「そうじゃないよ。。」
「じゃあいい。」
まさとが私の腕からブレスレットを取ろうと。。あっ
「でも。。」
「あーもーめんどくせー。それぐらいチーズケーキ貰って嬉しかったからいいんだよ。そんなん言わせんな」
。。。。
いままで、
男の人にいろんなものをもらってきた。
数十万、数百万。。
高価なものばかり。。。
なんとも思わずに受け取ってきたのに、
まさとからのプレゼントは
このマフラーも、このブレスレットも。。
もらってしまっていいのだろうかと、
躊躇してしまう。。
何が違うのだろう。。
どうして申し訳ないって
思ってしまうんだろう。。。
今までで物をもらった中で一番嬉しいはずなのに、心から喜べないのはなぜ。。。