Not to memories
「私はいいってばー!矢野くん歌ってー」


「俺まどかちゃんの歌声聞きたいんだってー。
お願いーー」

そのやり取りはいらないから早くどっちか歌えと突っ込みたくなる。さっきからこんな感じで、矢野とまどかちゃんはイチャついている姿は胃がムカムカしてくる。。
俺、必要なくねぇか?。。だったら2人で楽しんでくれよ。。はぁ。なんかムカつく。。。


とりあえず外の空気でも吸うか。

「ちょっと俺タバコー」

「え?滝口くんタバコ吸うの?」

木村さんがすかさず聞いてきた。
まどかちゃんもびっくりした様子で
こっちを見る。
はぁー。
トイレとか言えばよかった。

「あっまさとはたまーに吸うんだよ。あっちなみに俺吸わないからー安心してね」

「よかったー矢野くん吸ってたら本物っぽいからやだよぉー。」

「それどおいういみだぁーまどかちゃーん」

まどかちゃんと木村さんは大笑いしていた。
< 22 / 358 >

この作品をシェア

pagetop